(スライド1からの続き)
3日目には早くも疲れ果て、天気が悪くなりそうなのを理由に夕方たどり着いた農場でトレックを打ち切った。(実際その後天気は荒れ、山越えを予定していた5日目には雪まで降ったので、結果的には死なずに済んだ。)たった3日ぶりとはいえ、雨風の当たらない小屋(写真左上)に泊めてもらい、屋根と壁の有り難みをいやというほど味わった。(今考えると軟弱で笑ってしまうけど、本当に道路、家、水道、電気、店、そして家族など、ありとあらゆるものの有り難みを思い知らされた旅でした。)
写真手前に写っているのはアークティック コットン。直訳すれば北極綿。この可憐な白い綿毛にはトレック中何度も慰められたが、実はこいつは湿地に生えるので、うっかり見惚れて近付くと靴がぐしゃぐしゃになり兼ねない危険な代物である。

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