アイスランドの紹介

アイスランドは北大西洋の北極圏近くに位置する北海道の倍くらいの大きさの島国。暖流のために高緯度の割には温かく(もちろん日本よりはずっと寒いが)、冬でもマイナス10度まで下がることはないらしい。人口はわずか26万人で、半数以上が首都レイキャビークかその周辺地域に住んでいる。内陸部は氷河かほとんど草木の生えていない不毛な土地なので、町は海岸沿いにしかない。
観光の目玉は火山と氷河で、火山自体は日本人にとって珍しいものではないが、日本ではいたる所にある立ち入り禁止のウザい看板が全くない。また国中に温泉があり、宿で浴びる温水シャワーもたいていは温泉から引いたお湯なので、硫黄の匂いを堪能したい人にはおすすめ。それとひじょーーーーーに安全な国なので、女性でも安心して一人旅できる。(私に会わない限り。)
観光シーズンは基本的に夏のみ。白夜のお蔭で一日中行動できる。国が観光に力を入れており、シーズン中は充分な本数の路線バスが国中を回っている。物価は他の北欧諸国同様高いが、宿は夏休みには学校がユースホステルとして開放されているので、屋根付きの所に泊っても一泊1500〜2000円で押さえられる。ただ実際国中を回ってみるとどこもかしこも目玉と言うわけではなく、はっきり言って2、3ヶ所を時間をかけて回れば充分である。
アイスランド人は島国のせいか日本人と似ていて恐ろしく無愛想。一度レイキャビーク市街地の市民プールに行ったときなどは、ジャグジーの中で10人以上のアイスランド人が苦虫を噛み潰したような顔でこっちの顔を無言のままじっと見続けるのでリラックスできないことおびただしかった。(日本の、特に田舎にいる外国人も同じ思いをするのだろう。)取っつきにくい国民ほど実際に親しくなると温かいとはよく言われるが、さすがにあれではなかなか近付こうと思わないのは事実。

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