みらい乗船記

2/22-23 マジュロ

2月22日, 最初の寄港地マジュロに到着しました. マジュロは一応「マーシャル諸島共和国」の首都です. 私の知る限りの日本の市販の海外旅行案内書にはまったく掲載のない土地で, 実際に来てみるまでどんなところかは見当もつきませんでした. ここに一泊だけしました. ちなみにビキニ環礁があるのがマーシャル諸島です.

朝食後外に出てみるとすでに環礁の中でした. この島を撮るのに上下の海と空は余計です.

着岸は8時だったはずですが, 岸壁の先客の貨物船がなかなか出ないので 午後2時着岸に変更になりました.

なかなかどかない貨物船. "PM&O LINE" というこの周辺の定期船だそうです.

午後2時着岸に予定を変更したのがさらに延び, 午後4時以降着岸予定に変更. それでもなかなか入れず, 午後5時半, やっと貨物船は出港, 6時頃本船入港.

夕暮れになってやっと着岸しました. 写真にはないけれども, 港の反対側すぐ向うには外洋が見えています.

出たのはもう7時近いのでほとんど出歩けず, 岸壁から歩いて十分ほどの Outrigger というリゾートホテルで 夕食したにとどまりました. 船以外の日本人が2人ほどいましたが, 客のほとんどは欧米人でした. もちろんわれわれの宿泊は船です.

夕食後ホテルロビーにて. 夕食は, 島の魚の料理を島のスタイルというので注文したら, 体長20cmほどの魚が2匹, ココナツミルクを掛けて 蒸した状態で出てきました. 味や舌触りはアジに似ていたと思います.
ホテルのロビーのベランダから. 風が強くて蒸し暑いですが, 雰囲気はありました.

翌日, 出港前の8時から9時の間にその辺をまた散歩してみました. 蒸した上に風が強く, 決して爽快な気分は味わえません. 途中スコールにも見舞われました. また, 環境問題にあまり関心が払われていないようで, 海岸に出ても, 漂流したのか捨てられているのかとにかく ゴミの山で, どこでも泳げるという感じではなさそうでした. また, 特に写しませんでしたが, 道ばたにたむろしている人が多かったです. どうやら出勤や登校でタクシーを待っているらしく, 船に戻る頃にはだいぶ減っていました.

「みらい」舷門から島の反対側にすぐ外洋が見えています.
停泊中の「みらい」. 立っている地面は実はゴキブリの死骸だらけ. 動き回っているのもいました.
昨日食事をしたホテル. 高級アパートと言った風情. 前の道はおそらく島を貫く一本道です. 車が結構多く走っています. 特にタクシーは多く, バスがわりに乗り合いで乗っているようです. 中学生・高校生も 制服でみんなタクシーに乗って登校していました. タクシー料金は基本的にどこまで行っても一人1ドルですが, 町外れに行ってもらうと3ドルくらい取られることも あるそうです.
食糧はほとんど輸入物です. これは日本産のキムチです. 他にタクアンなどもありました. 輸入物ばかりですが物は結構豊富にありました.

YANAGIMOTO Daigo
Last modified: Tue Mar 21 19:30:28 JST 2000