みらい乗船記

3/6 回収の後片付け

午前中はトライトンブイの設置が行われていたはずです. 夜になかなか寝付けず寝不足のため朝食後も寝ていました. 昼食後またふらふらと外に出て後片付けの様子を見物していました. じっとしているだけでも汗が吹き出すほど暑い日です.

トライトンブイ格納庫のエレベータが下がっています. 昨日回収したブイや浮きの後片付けです.
下の倉庫には シンタクティクスフォームが下ろされていました. 上で見守っているのが, 甲板での作業をいっさい仕切る ボウスン(甲板長, boat swain)です.
次に, 回収したブイの片付けにかかりました.
ブイがレールの上を台車で運ばれて来ます.
格納庫の中で台車からエレベータに載せ替えられます.
エレベータが下がり, ブイが下の倉庫に沈んでいきます.
倉庫に降り立ったブイ.
倉庫内でも吊り下げて自由自在に運べます.

甲板作業だけでなく, 係留したブイからのデータと船上の測器による データの比較実験や, CTD/採水も行われています.

今朝投入したブイがおよそ1km先に係留されて浮かんでいます. この距離を保って, 船側でも風向風速や気温など気象観測を 3時間行います. 測器は舳先に突き出させてあるとのことでした.
後部甲板の右舷側で 12本掛けの採水器とCTDを下ろしているところ. 向こう側の人がチョッサー (一等航海士, 船長・機関長の次に偉い人) です. この船は士官の人数が大変少なく, ワッチを組まずに仕事を分担しているようで, 甲板作業はすべてチョッサーが出てきて操舵室との 連絡を取っていました. 操舵室はもっぱら次席一等航海士が担当していたようです.
居室のテレビモニタに観測中のCTDのデータが 写し出されていました.

YANAGIMOTO Daigo
Last modified: Tue Mar 21 19:32:58 JST 2000