みらい乗船記

3/4 最初のトライトンブイ設置

いよいよトライトンブイの係留作業が始まりました. 全部で6系の設置と回収が行われる予定(右図青印)で, 今日は午前中に一番南の系が設置されました. 系の交換は, 通常とは逆に, 設置を行ってから回収するというものです. データの欠損を可能な限りなくす, ということのようです.
午前8時半, 係留作業開始前に作業に関わる人を集めて, まずチョッサー(主席航海士, chief officer)の話があり, 次に今航海の主席研究員の話が続いたようです. 例によって後部操舵室から見ているので内容はわかりません.
お話が終わると主席研究員によりお神酒がかけられました. このブイが観測を全うしてくれるよう祈ってのことか. 見学席からはお酒がもったいないという声も.
ブイをつり上げます.
後ろから羽根を下ろしてブイを支えます.
Aフレームを後ろに倒して行って, ブイを海上に出します.
支えていた羽根を外します.
海面まで下ろしていきます.
吊っていたロープを外し, ブイを放します.
途中に水温計などの測器を取りつけながら, ケーブルを繰り出していきます.
ケーブルは上層300mほどで, その下はロープが続きます. そこに2個所, シンタクティクスフォームを入れています. 入れようとしている赤いのがそれ.
2個所目のシンタクティクスフォーム. はるか沖にブイが, それより近いところに最初の シンタクティクスフォームが浮いています.
切り離し装置がつきます. 2個を直列つなぎで設置しています.
最後に重量感あふれるおもりが投入されます.

YANAGIMOTO Daigo
Last modified: Tue Mar 21 19:32:42 JST 2000