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Solaris8 にて Sendmail 8.14.9 + OpenSSL + TCP Wrapper を構築する


ソース
  http://www.sendmail.com/sm/open_source/

コンフィギュレーション
  sendmail-8.14.9.tar.gz を展開したディレクトリの中の devtools/Site/ という
  サブディレクトリに次の内容の site.config.m4 ファイルを作成する

APPENDDEF(`confENVDEF', `-DSTARTTLS -DTCPWRAPPERS -DHASURANDOMDEV')
APPENDDEF(`confLIBS', `-lssl -lcrypto -lwrap')

  必要なライブラリ libssl.a libcrypto.a libwrap.a が標準ライブラリディレクトリに
  あるものとする.
  -DHASURANDOMDEV のオプションは, かつて SunSolve から出ていたパッチ 112438-02 を
  当ててあり, /dev/urandom が存在するものとする.

メイク
  sh ./Build

インストール
  make install

  make のオプションとして DESTDIR=<インストール先ディレクトリ> を指定すると、
  お望みのディレクトリ下の usr/bin や usr/sbin などにインストールされる。
  このとき、自動的には配下のディレクトリを作成してくれないので、
  以下のディレクトリを DESTDIR の下に事前に作っておく必要がある。

  DESTDIR/usr
  DESTDIR/usr/bin
  DESTDIR/usr/sbin
  DESTDIR/usr/lib
  DESTDIR/usr/share
  DESTDIR/usr/share/man
  DESTDIR/usr/share/man/cat1
  DESTDIR/usr/share/man/cat5
  DESTDIR/usr/share/man/cat8

  ほかに cf ファイルをコピーしておく

  cp -r cf /usr/local/share/sendmail-cf

  起動前に sendmail.mc を適宜作って sendmail.cf を構築しておく

  cd /etc/mail
  m4 -D_CF_DIR_=/usr/local/share/sendmail-cf/ /usr/local/share/sendmail-cf/m4/cf.m4 sendmail.mc > sendmail.cf

  sendmail.mc はとくに

  define(`confCACERT_PATH',`pemファイルのあるディレクトリのパス')
  define(`confCACERT',`pemファイルの絶対パス')
  define(`confSERVER_CERT',`pemファイルの絶対パス')
  define(`confSERVER_KEY',`pemファイルの絶対パス')

  を設定する
  下記のように公開鍵と秘密鍵を一つのpemファイルにすると便利.

  openssl req -new -x509 -nodes -out ocg.pem -keyout ocg.pem -days 3650
  chmod 600 ocg.pem



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