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MX で定義されたドメイン名を利用したハブ型メールシステムの構築


設定例

  マシン doyle の上で, MX で定義された別のドメイン名 ocg.ori.u-tokyo.ac.jp として研究室のメールサーバを運用する.
  そのほかの UNIX マシンは doyle をハブとして利用する.
  sendmail 8.12 以上が扱いやすい.


ハブの設定

  doyle では, sendmail.mc を最低限次のように設定する.

OSTYPE(solaris2)dnl                        doyleのOS
DOMAIN(generic)dnl                         一般仕様の定義を用いる
FEATURE(`nocanonify', `canonify_hosts')dnl ホスト名のみのアドレス以外はそのまま(ocg をわざわざ doyle に変えない)
FEATURE(`always_add_domain')dnl            常にドメイン名をつける(ローカル配送以外)
FEATURE(`use_cw_file')dnl                  local-host-name に ocg... を登録すること
define(`confDOMAIN_NAME', `ocg.ori.u-tokyo.ac.jp')dnl  ドメイン名を指定する(指定しないと doyle.ori.u-tokyo.ac.jp になってしまう)
MAILER(smtp)dnl
MAILER(local)dnl


周辺マシンの設定

  そのほかのマシンは, メールを doyle に集中させる.
  そのためには mailertable を使うと簡単である.
  sendmail.mc には最低限次のように設定する.

OSTYPE(solaris2)dnl                        Solaris2の場合
DOMAIN(generic)dnl                         一般仕様の定義を用いる
define(`DATABASE_MAP_TYPE', `dbm')dnl      DBM形式のマップを使う
FEATURE(`mailertable')dnl                  mailertableを利用する
MAILER(smtp)dnl
MAILER(local)dnl

  mailtertable には次のエントリを登録して makemap dbm mailertable < mailertable を実行しておく.

.  smtp:doyle



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海洋大循環分野
daigo@ocg.aori.u-tokyo.ac.jp