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Solaris8 にアップグレードした Ultra5 (twain) に 230MB SCSI MO ドライブを取りつける


 用意するもの

   Symbios 53c875 SCSI コントローラを持った PCI SCSI カード
    twain では Logitec LHA-521UB ベースモデル (I/Fのみ) を使用
    (PCIバス, Ultra SCSI)

   SCSI MO デバイスドライバ
    Solaris 標準の汎用 SCSI ドライバ sd (セクター長512Byte) を利用するので
    特にサードパーティーのものは必要ない.

 作業

   1. twain をシャットダウンして電源OFF
      筐体を開けて SCSI カードを PCI1 に挿入

   2. HDD モードに設定した MO ドライブを接続してドライブの電源をいれる
      CP230MOD は蓋を開けてジャンパーを右から4番目に変更

   3. twain をブート
      一旦シャットダウンして boot -r でブートし直す

   4. PCI SCSIカードとMOドライブの認識の確認
      prtconf コマンド
        pci, instance #0 のもとに
          pci, instance #1
          scsi, instance #0
        が追加される (SCSIドライバは glm)
      dmesg コマンド
        /pci@1f,0/pci@1/scsi@1 (glm0):
	  Rev. 3 Symbios 53c875 found.
	PCI-device: scsi@1, glm0
	glm0 is /pci@1f,0/pci@1/scsi@1
	sd4 at glm0: target 4 lun 0
	sd4 is /pci@1f,0/pci@1/scsi@1/sd@4,0
        が記録される
        (glm0とsd4はそれぞれSCSIカードとMOドライブを認識したことを示す)

   5. MOドライバを確認 (MO ドライブは ID 4 にセット)
        $ ls /devices/pci@1f,0/pci@1/scsi@1/*
	/devices/pci@1f,0/pci@1/scsi@1/sd@4,0:a
	/devices/pci@1f,0/pci@1/scsi@1/sd@4,0:a,raw
	/devices/pci@1f,0/pci@1/scsi@1/sd@4,0:b
	/devices/pci@1f,0/pci@1/scsi@1/sd@4,0:b,raw
	/devices/pci@1f,0/pci@1/scsi@1/sd@4,0:c
	/devices/pci@1f,0/pci@1/scsi@1/sd@4,0:c,raw
	/devices/pci@1f,0/pci@1/scsi@1/sd@4,0:d
	/devices/pci@1f,0/pci@1/scsi@1/sd@4,0:d,raw
	/devices/pci@1f,0/pci@1/scsi@1/sd@4,0:e
	/devices/pci@1f,0/pci@1/scsi@1/sd@4,0:e,raw
	/devices/pci@1f,0/pci@1/scsi@1/sd@4,0:f
	/devices/pci@1f,0/pci@1/scsi@1/sd@4,0:f,raw
	/devices/pci@1f,0/pci@1/scsi@1/sd@4,0:g
	/devices/pci@1f,0/pci@1/scsi@1/sd@4,0:g,raw
	/devices/pci@1f,0/pci@1/scsi@1/sd@4,0:h
	/devices/pci@1f,0/pci@1/scsi@1/sd@4,0:h,raw

   6. ボリュームマネジャの設定
      /etc/vold.conf に次の行を追加して vold を再起動
        use rmdisk drive /dev/rdsk/c1t4d0s2 dev_rmdisk.so mo0
      これで MO を挿入するとデバイスファイルは /vol/dev/dsk/c1t4d0 の下に
      配置され, /vol/dev/aliases/mo0 としても利用できる.
      さらに, DOS 形式や UFS 形式のものなら自動的に /rmdisk の下にマウントされ,
      それが /rmdisk/mo0 としてもアクセスできるようになるので,
      次のように利用できる.
        cp file /rmdisk/mo0
	cp /rmdisk/mo0/file .
	ls -lL /rmdisk/mo0
      ディスクの取り出しは
        eject mo0

   7. アプリケーションの設定
      /rmdisk/mo0 を使えばあまり用途がなくなるが mtools の設定をしておく
      mtools.conf
        drive m: file="/vol/dev/aliases/mo0" scsi=1 privileged=1 nodelay


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海洋大循環分野
daigo@ocg.aori.u-tokyo.ac.jp