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Ubuntu 24.04 にTEOS-10 ToolboxをFortranライブラリとしてインストールする


準備
  Fortranコンパイラは gfortran を使う (Oracle Studio の f90 ではビルドできない)
    Ubuntuの場合
      sudo apt install gfortran

  cmakeが必要なのでインストールしておく
    Ubuntuの場合
      sudo apt install cmake

  Toolboxのソースコードをダウンロード
    GitHub からFortranソースコードをダウンロードする
      https://github.com/TEOS-10/GSW-Fortran
        CodeタグからDownload ZIPを実行するとGSW-Fortran-master.zipがダウンロードできる

    TEOS-10のサイトからFortran用Toolboxをダウンロードしてもいいが,
    ビルド環境が整備されておらず不便である.
    違いはそれだけで, 肝心のToolboxそのものはバージョン3.5で変わらない.

ビルド
  ソース展開
    unzip GSW-Fortran-master.zip

  コンフィグレーション
    cd GSW-Fortran-master
    vi CMakeLists.txt

      option( GSW_BUILD_SHARED_LIBS "Build shared library" OFF )
      を
      option( GSW_BUILD_SHARED_LIBS "Build shared library" ON )
      に書き換える(動的ライブラリも作ることにする: 任意)

    mkdir build
    cd build
    FC=gfortran cmake ..

  メーク
    make

  テスト
    make gsw_poly_check.x gsw_check_functions.x
    ctest

  インストール
    sudo make install

    ライブラリ libgsw.a と libgsw.so が /usr/local/lib に
    モジュールファイル *.mod が /usr/local/include/gsw に
    それぞれインストールされる

使用例
  たとえばctestで使われたテスト用プログラム gsw_check_functions.f90 は
  次のようにコンパイルすることができる.

  gfortran -I/usr/local/include/gsw -o gsw_check_functions gsw_check_functions.f90 -L/usr/local/lib -lgsw



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