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Ubuntu 18.04以降で IPv6 を無効にする方法


目的

  IPv6 が有効だとウェブサーバのレスポンスがいまいち軽やかでないなど
  ろくなことがないので IPv6 を無効化する

実行するべきこと

  1. ネットワークインターフェースの IPv6 機能を無効化
  2. SSHデーモンを IPv4 のみで可動させる

  *) 1だけだとSSHのX11フォワーディングができなくなる

1. ネットワークインターフェースの IPv6 機能を無効化

  a. /etc/sysctl.conf (/etc/sysctl.d/99-sysctl.confと同じ) に下記を追加

     net.ipv6.conf.all.disable_ipv6=1
     net.ipv6.conf.default.disable_ipv6=1
     net.ipv6.conf.lo.disable_ipv6=1

  b. sysctl コマンドを実行

     sudo sysctl -p

  c. 再起動時にも無効化するように /etc/rc.local を設定
     (再起動では a.の記述はなぜか無視される)

     cat <<'EOF' | sudo tee -a /etc/rc.local
#!/bin/bash
# /etc/rc.local

# Load kernel variables from /etc/sysctl.d
/etc/init.d/procps restart

exit 0
EOF

     sudo chmod 755 /etc/rc.local

2. SSHデーモンを IPv4 のみで可動させる

  a. /etc/ssh/sshd_config に下記を追加

     AddressFamily inet

  b. sshd を再起動

     sudo systemctl restart sshd

参考
  https://note.spage.jp/archives/413
  https://chekke.work/2020/04/21/2025/ssh-timeout/


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