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Solaris8 上で gcc 4.6.2 コンパイラを使って gcc 4.7.4 を構築する


準備
  4.7.4 は Solaris8 をサポートする最後のバージョンである.
  
  作業環境
    GNU make 3.80 以上
    gmp, mpfr, mpc がインストールされていること

  環境変数の設定
    PATH
      /usr/ucb を外す
      /usr/ccs/bin を加える
      /usr/bin の前に /usr/xpg4/bin を置く
      /usr/local/bin の検索順位を上げる

ソースの展開

  tar xvfz gcc-4.7.4.tar.gz

コンフィグレーション

  mkdir obj
  cd obj

  ※ これから作成するバイナリをソースとは別のディレクトリに作ると混乱しない
     ディレクトリの名前は何でも良い

  ../gcc-4.7.4/configure \
    --enable-obsolete \
    --with-gmp=/usr/local --with-mpfr=/usr/local --with-mpc=/usr/local \
    --with-gnu-as --with-as=/usr/local/bin/as \
    --with-gnu-ld --with-ld=/usr/local/bin/ld \

  ※ --enable-obsolete は Solaris8 でコンパイルするのに必須のオプション
  ※ binutils の as と ld をきちんと指定する

メーク
  gmake

チェック
  gmake check

  ※ check には autogen が必要

インストール
  gmake install


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