計算機メモ目次 (目的のページと内容が一致しない場合, 目次から探してください)

Solaris8 にて openssh-6.2p1 を構築する 《古い》


コンフィギュレーション
  ./configure --prefix=/usr/local --sysconfdir=/usr/local/etc/openssh \
              --with-pam --with-tcp-wrappers

  prefix と sysconfdir のオプションで
  バイナリは /usr/local/bin, /usr/local/lib, /usr/local/libexec に
  設定ファイルなどは /usr/local/etc/openssh に
  それぞれインストールされる

メイク
  make

インストール
  make install

備考
  Forte 6 のコンパイラではうまくメークできない

問題その1
  X11 のフォワーディング機能で, 一部の X アプリケーションソフトをリモートで
  起動して端末に表示させることができない(例: firefox, mozilla).
対処
  これは OpenSSH 3.8 から X11 クッキーのデフォルトの扱い方が変わったためである.
  ユーザの設定ファイル $HOME/.ssh/config または権限ユーザの設定ファイル
  ssh_config にて次の設定をして, 以前のバージョンと同等の振る舞いをさせればよい.

  ForwardX11Trusted   yes

問題その2
  Solaris 8 および 9 上の sshd サーバで X11 フォワーディングをやろうとすると
    Failed to allocate internet-domain X11 display socket.
  というエラーが出てできない(DISPLAY変数に値がセットされない).
  socfs のバグ修正パッチを当てるのがまっとうなやり方のようだが,
  IPv4 のみ利用するように変更するのが手っ取り早い.
  それには sshd_config にて次のように設定して sshd を起動する.

  AddressFamily inet
  ListenAddress 0.0.0.0

  情報源: http://spiralbound.net/2008/06/03/x11-forwarding-broken-on-solaris



計算機メモ目次 (目的のページと内容が一致しない場合, 目次から探してください)
海洋大循環分野
daigo@ocg.aori.u-tokyo.ac.jp