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Solaris8 にて IMAP 拡張機能つき Apache2 用 PHP モジュールを構築する
目的
Apache と dovecot (IMAPサーバ; http://dovecot.org/) がすでに稼働しており,
この環境に定番の SquirrelMail (http://squirrelmail.org/) を導入して
ウェブメールを構築したい.
SquirrelMail は PHP スクリプトで構築されているが, PHP はデフォルトでは
IMAP を扱うのに必要な関数を利用できない。
利用するにはコンフィグレーション時に IMAP 機能を付加するように設定して
メークする必要がある。
また、PHP の IMAP 拡張機能は UW IMAP のライブラリを利用するので、
それもコンパイルする必要がある。
UW IMAPのいくつかの配布物のコンパイル
ソース
ftp://ftp.cac.washington.edu/imap/imap-2007e.tar.gz
展開
gtar xvfz imap-2007e.tar.gz
cd imap-2007e
Makefile の設定
純正コンパイラ (Forte6) を使ってコンパイルする設定は以下のとおり
EXTRACFLAGS=-I/usr/local/include -I/usr/local/include/openssl
EXTRALDFLAGS=-L/usr/local/lib
純正コンパイラを使って make を実行
make soc
c-client/c-client.a ができていることを確認する
システムにインストールせずに置いておけばよい
(c-client/*.h はほぼすべてが php のメークで必要になるがシステムには必要ない)
仮にこのディレクトリを $HOME/source/imap-2007e とする
cd ..
PHP のインストール
ソース
http://jp2.php.net/get/php-5.3.6.tar.gz/from/jp.php.net/mirror
(php-5.3.6.tar.gz がダウンロードされる)
展開
gtar xvfz php-5.3.6.tar.gz
cd php-5.3.6
コンフィグレーション
c-client.a を作った、先の imap-2007e のディレクトリ $HOME/source/imap-2007e を
次のように指定して configure を実行する
./configure --with-apxs2=/home/public/apache2/bin/apxs \
--enable-mbstring --enable-mbregex --with-zlib \
--with-openssl --with-imap=$HOME/source/imap-2007e --with-imap-ssl
コンパイル
make
make test
インストール
make install
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