1998年「海の日」記念行事

昨年に引き続き, 7月20日の「海 の日」の行事として, 海洋研究所で一般の人を対象に講演や観測機器の展示など を行ないました. 海洋物理部門は, 今回は屋内展示だけです.

屋内展示

タイトル
日本東方海域における海洋深層循環

序文
海流は海水とともにさまざまなものを運ぶため、海洋学の基礎的な情報で す。たとえば、海面付近の流れは船の運行、魚の漁獲、沿岸の汚染問題な どに深く関係しています。しかし、海の深さは 6000m 以上もあり、その ような深海にも海流があります。この深層海流が運ぶ熱は気候の大きな要 素であり、深海に溶け込む二酸化炭素やフロンなどの行方は地球温暖化の 鍵であることから、近年、注目を集めています。けれども、海洋観測は海 面から行われるため、深層海流の調査は容易ではありません。 ここでは、深海の流れを探る方法について紹介します。

展示風景
展示写真

海洋研の入り口 (おまけ)
門の写真


[DPO] 東京大学海洋研究所
海洋物理部門
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