1997年「海の日」記念行事

7月20日の「海の日」の行事として, 海洋研究所では, 一般の人を対象に講演 や観測機器の展示などを行ないました.

海洋物理部門では, 係留観測に関する展示を行ないました. 屋外に小さな係 留系を組み立て, それを屋上からつるすことで, 海中における系の様子を再現し ました. また, 屋内でその説明や伊豆小笠原海溝における観測結果をポスター で発表しました.

屋外展示

写真をクリックすると拡大写真を見られます (ファイルサイズが大きいので 注意してください).

係留系全体です. 真下から見上げています. 遠くから見た写真です.
全体写真 下から 遠くから

黄色のものが「ブイ (浮き)」で, その中にはガラス玉 (左の写真の地面に置 かれている) が入っています. 2連のブイの下に流速計 (真ん中の写真) があり, さらにその下に切離装置 (銀色の円筒型) が付いています. 切離装置はチェー ンにより重りと繋がっています. このような系の構成に関しては ポスター を参照ください.

屋内展示

タイトル
伊豆小笠原海溝を流れる深層海流の観測

序文
海の中にはさまざまな流れ(海流)があります。日本の南を流れる「黒潮」 (くろしお)は日本の気候や漁業に影響を与えるため有名です。しかし、海の数 千メートルよりも深い部分にも流れがあることはあまり知られていません。この ような海の深いところの流れを測定する方法と、水深1万メートル近い伊豆小笠 原海溝で行なった観測結果を紹介します。

展示風景
展示写真


[DPO] 東京大学海洋研究所
海洋物理部門
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